農家もびっくり!おいしいサツマイモの育て方のコツ

サツマイモは「痩せた土地でも育つ」「ほっといても育つ」というイメージがあり、家庭菜園でも最もポピュラーな作物です。 

実際に栽培してみると、作業時間が少なく、片手間で植えておいてもホントにできてしまいます。 

でもどうせならばおいしいサツマイモを収穫したい! 

ということで、サツマイモのおいしい育て方について調べてみました。 

「サツマイモ」について知らねばいいものはできない 

サツマイモはメキシコを中心とする熱帯アメリカで生まれたとされています。 

その後、ヨーロッパ、東南アジア、中国を経て1600年ごろに日本にやってきました。 

意外とサツマイモの歴史って日本では浅いんですね。 

琉球(沖縄県)から薩摩(鹿児島県)に伝わったのでサツマイモと呼ばれています。中国からきたのでカライモとかかんしょ(甘藷:中国での呼び名)でも呼ばれていたようですよ。 

その後、八代将軍吉宗の時代あたりに蘭学者の青木昆陽によって全国に広まりました。 

サツマイモの生産量は、日本でのサツマイモのシェアは鹿児島県が1位、次いで千葉県、茨城県と続きます。 

サツマイモの特長 

分類 

植物界 

被子植物門 

真正双子葉類 

菊類 

ナス目 

ヒルガオ科 

サツマイモ属 

サツマイモ 

です( ´∀` ) 

土壌の酸度は5.5~6.0ぐらいの弱酸性がちょうどいいです。 

連作障害の心配もほとんどありません。 

貯蔵がきき、収穫から時間をかけて追熟することでおいしくなります。 

育て方 

栽培時期 

苗からそだてる場合には3月ごろから、つるからであれば5月ごろから植え付けが始まります。 

収穫は10月末ぐらいまで、もしくは霜が降りる前までに行いましょう。 

苗から育てる 

4月下旬ごろになると、ホームセンターや育苗店で苗が販売されるので、購入します。 

良い苗の基準としては、茎が太く節間が間延びしていない、葉の色が濃くて厚みがあるもの、節の数が4~5あり、長さが15~20㎝ぐらいのものを選びましょう。 

苗の保存は、植え付けまで浅く水を張ったバケツにつけて日陰に置いておきましょう。 

1週間はもちます。 

連作障害について 

サツマイモは連作障害が出にくいので、同じ場所での連作が可能ですがネコブセンチュウが発生する可能性もあるので注意が必要です。 

コンパニオンプランツ 

サツマイモと相性がいい「赤ジソ」があります。 

過剰な肥料分を赤ジソが吸収してサツマイモのつるボケを防いだり、サツマイモの葉を食害するアカビロウドコガネを忌避する効果があります。 

詳しい育て方 

サツマイモを育てるための土壌 

サツマイモの栽培は「やせ地」が良いとされています。 

前に残っていた肥料が残留していたり、肥料を多くあげてしまったりすると、「つるボケ」という葉が茂って芋がならない悲しいことが起こります。 

そのため、できる限り肥料の聞いていない場所が理想です。 

また、熱帯アメリカが原産地なので、乾いた土が適しています。 

種イモから育てる場合には・・・ 

育苗に40日ほどかかるので、3月ごろからがよいです。 

ただし、夏野菜の一番忙しい植え付け時期と重なるので、苗からの栽培の方が一般的です。 

高めのベッドをつくり、もみ殻、土、もみ殻の順に層をつくります。そして、ビニールでトンネルをつくります。 

1㎡あたり10キロ程度の種イモを均等に並べていきます。並べる時には15度イモを傾けて、頂部をそろえておきましょう。 

萌芽の適温は30℃と高いので、土の温度の管理が大切です。 

水を切らしてはいけませんが、あげ過ぎも厳禁です。 

つるが30㎝ほどにせいちょうしたら2節ほど残して刈り取り、刈ったつるを植え付けに使用します。 

サツマイモの施肥 

いろんなサイトや雑誌では、「サツマイモは肥料がなくても育つので、肥料は入れないで栽培しましょう。」という表現が多く見られます。 

肥料といってもいろんな種類があります。 

サツマイモがつるボケしてしまう原因としては、「窒素」が関係してきます。 

逆にイモの肥大には「カリウム」が大きく関わっています。 

そこで、サツマイモにとって一番いいのは、窒素の2倍のカリウムが入った肥料です。 

サツマイモがカリウムを吸収するためには窒素が必要なのです。 

ホームセンターなどではサツマイモ専用の肥料も販売されています。 

肥料の3要素である窒素・リン・カリウムの比率を見ると、窒素とカリウムの比率がどれも1:2になっているものがほとんどです。 

追肥をする場合には6月中に行いましょう。イモは養分を根っこに貯めようとするので、生育の後半に肥料の効果が出てしまうとイモの肥大が鈍くなります。 

サツマイモの植え付け方法 

苗を購入して育てる場合、いくつかの植え方があります。 

水平植え 

先端だけを土からだし、それ以外のつるの部分を水平にして植える方法です。 

船底植え 

苗の両端を少し浮かせて船の底のような形にして植える方法です。 

節の深さが揃って、収穫量を増やす効果が期待されます。 

垂直植え 

苗の根元のみを突き刺すように植えます。 

植え付けの手間は少ないが、地中の節の数が少ない分、収穫量が落ちますがイモの重量が大きくなります。 

植える土壌 

畝の幅は70㎝程度で、30㎝間隔で植えていきましょう。 

畝の高さは高ければ高いほど良く、30㎝を基準とします。 

植え付け時の土の状態が最も重要で、雨が降って2~3日ぐらいの土壌条件がいいときに深く耕して畝づくりをしていきましょう。 

雑草の除草作業 

サツマイモ栽培で最も重要なのがこの除草作業です。 

雑草が生えてしまっては、根っこに貯めておくための養分を雑草が持って行ってしまい、うまく育たなくなってしまいます。 

多少雑草が覆っても草取りをすればある程度の収穫は見込めますが、芋づるが隠れるほどになってしまったら抜くのは至難の業です。 

サツマイモの除草作業はおよそ30日ぐらいを目安に行いましょう。 

この時期を逃すと、一気にサツマイモの葉や茎が生長し、雑草を抜くタイミングを逃してしまいます。 

除草も大変、虫がわく、病気も大量発生なんてことになったら目も当てられません。 

日当たりも悪くなりイモが小さくなって甘みもなくなってしまいます。 

生長する時期は夏真っ盛り。そんな劣悪な環境で草むしりしたくないですよね。 

植え付けて30日ごろ、このタイミングでちょっと手間をかけるだけでおいしいサツマイモができるならがんばっちゃいましょう。 

追肥の時期とも重なるので、土寄せ、中耕とともに終わらせてしまいましょう。 

必殺、つる返し 

株が生長し、伸びたつるが土につくと、葉の付け根から根っこを出します。 

イモは根に養分が蓄積したものなので、放っておくと地表を這うつるにもイモがついて養分が分散し、肥大を鈍らせてしまいます。 

それを防ぐために、つるを引き上げて土から根をはがす「つる返し」を行います。 

地面に根を張ったつるの先を持って持ち上げて、つるをひっくり返して葉の上に載せておきます。 

見つけたらその都度行いましょう。 

病害虫対策 

アブラムシやヨトウムシなどの葉を食べる害虫がいます。 

また、一番注意が必要なのは「ネコブセンチュウ」です。寄生型のセンチュウで連絡をすることで増えてしまいます。 

他の野菜にも寄生するため、専用の土壌殺虫剤を利用するか、連作を控えることで回避していきましょう。 

サツマイモの収穫 

植え付け後110~120日で収穫できます。 

霜が降りる前に収穫をしないと、保存性が悪くなるので注意しましょう。 

地表の芋づるを鎌で刈っておき、ザックザックとほりあげていきましょう。イモについている茎を少し残しておくと貯蔵性が良くなりますよ。 

掘ったイモは並べて干し、表面が乾いてから保存します。 

なので、午前中に収穫すると丁度いいでしょう。 

収穫が遅れると色や形がわるくなってしまいます。 

収穫後は追熟させよう 

サツマイモの主成分は炭水化物ですが、収穫直後はほとんどがデンプンなので、あまり甘くありません。 

収穫後1~2週間保存しておくと、デンプンが糖に変化して甘くなります。 

9℃以下の低温で糖化が進むと腐りやすくなり、逆に15℃以上になると芽が出てしまうため、貯蔵する際の適温は12~14℃くらいがベストです。 

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