肥料の3要素と植物に必要な17の栄養素の種類と特長

作物を育てるときに必要になる肥料。 

どんな肥料をあげればいいのかなんてあまりよく知りません。 

今回はよく使われる肥料の成分について話をしていきます。 

作物の必須元素は17種類 

植物を育てる時には、肥料の三要素と呼ばれる窒素・リン・カリウム以外にも14種類の必須元素と呼ばれるものがあります。 

それぞれの特長についてみていきます。 

三要素 

肥料の三要素として、窒素・リン・カリウムがあります。 

この3つは植物が特に多く必要とする重要な栄養素です。 

自然の中では、落葉や動物の糞尿、死がいといった有機物を、土の中の微生物が食べて無機物に分解します。 

その無機物を植物は栄養素として吸収して生長していきます。 

しかし、人間が作った畑や水田などではこの栄養素が不足してしまいます。 

そのため、定期的に栄養素を与えることが重要になってきます。 

まずはこの三要素について説明していきます。 

窒素(N) 

窒素は植物の葉や茎、根などの植物を生長させるのに必要不可欠でま栄養素です。植物の細胞をつくるたんぱく質や光合成に欠かせない葉緑体の元となる元素です。不足すると葉に含まれている栄養が成長している株先にどんどんと送られてしまうため、株元の葉から黄化し、生育が衰えてきます。そのため、葉が小さかったり、分枝市内などといった症状がでることがあります。 

反対に窒素が多すぎると栄養がいき過ぎてしまうため、葉や茎ばかりが生長して花や実がつきにくくなり、植物が弱くなって病害虫の被害を受けやすくなってしまいます。 

人間も食べ過ぎたら体調が悪くなりますよね。それと一緒です。 

また、葉の縮れ、芯どまり、果房の若返り、葉柄からの芽の吹き出しなど、様々な症状が出ます。 

リン(P) 

主に成長のさかんな部分や花、果実、たね、新根などの生育に必要な要素です。 

エネルギー代謝に影響を及ぼすので、不足すると開花や結実が遅れるなどの生育不良が発生します。 

主な症状としては、生育不良、葉の色が暗くなる、下の方の葉が黄化、ひどい場合には枯死します。 

過剰に与えても生育不良が起こります。 

何事もバランスよくですね。 

カリウム(K) 

カリウムは植物の体内での化学反応を促進させます。葉で作られた炭水化物を根に送り、根の張りを良くしり、光合成をさかんにして実のつき方や育ちを良くしたりします。害虫や病気と気候の変化への抵抗力を高める効果もあります。 

不足すると、葉の色が全体的に薄くなり、下の方の葉の周辺部に不定形な枯死斑ができてしまいます。 

過剰に摂取するとカルシウムやマグネシウムが欠乏しやすくなることがあります。 

5要素 

先ほどの3要素に加えて、マグネシウム、カルシウムを合わせて五要素といいます。 

2つの元素の特徴は次のようなものです。 

マグネシウム(Mg) 

葉緑素を構成している元素です。苦土とも言います。不足すると葉が黄色くなり、光合成が弱まります。リン酸の働きを助けてくれます。 

カルシウム(Ca) 

植物内の糖の移動に関係しています。石灰とも言います。細胞を安定させる役割をもち、不足すると根の育成が抑制され、根腐れが起きやすくなります。 

その他の栄養素 

五要素よりは少ないが、必要な栄養素です。 

硫黄(S) 

窒素と同じくたんぱく質の成分です。 

鉄(Fe) 

葉緑素をつくるのに欠かせない栄養素です。 

マンガン(Mn) 

葉緑素やビタミンの合成に関わっています。 

銅(Cu) 

葉緑素をつくります。 

ホウ素(B) 

新芽や根の生育を促します。 

亜鉛(Zn) 

新しい葉をつくるのに使います。 

モリブデン(Mo) 

ビタミンの合成に関係します。 

塩素(Cl) 

光合成に関係します。 

ニッケル(Ni) 

いろんな酵素を活性化させます。 

酸素(O)・水素(H)・炭素(C) 

空気や水から取り込みます。 

まとめ 

今回は作物を育てるための必要な要素についてお話ししました 

それぞれの役割や不足したり、過剰にあげたりした時の症状を知っておけば、管理するのも簡単になってきます。 

最低でも窒素・リン・カリウムの三要素の役割と症状は押さえておきましょう。 

きっと役に立ちますよ。 

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